TRTC 「天竜レトロ・トレインクラブ」のホームページです。

2012年12月3日月曜日

修復日記:11月23-25日の活動

季節の移り変わりは早いもので、朝晩の冷え込みがきつい日があります。さて、活動のほうは先日のイベントがおかげさまで大盛況のうちに開催できて、一息つ いたのも束の間、表記入れを進めます。位置決めをして、「静マタ」ほかを記入していきます。表記が入るとさらに引き締まって見えるから不思議です。


話はイベントのときに戻りますが、エンジン音、何となくでも、軽く回っている印象になっているのに、気付かれたでしょうか?ベストを尽くすべく、いろんな ことの作業計画を立てて進めている中で、今回、タペット調整をしました。これがたいへん高度な感覚が必要とされます。一回の調整で収まるとは考えていませ んでしたので、この活動日にもやりました。

リーダーがやっていることを「はい。」と渡されて、メンバーが上手くできるでしょうか?もちろ んその逆もありえます。できるのかは内容によりますね。いろんな技能・能力が集まって、形を作っています。・・・どれほど繊細な調整をしているのか、興味 があれば実際に工具を持ってみて・・・レンチは「すっぽ抜けないように」気をつけて力を掛けて。安全の要点を言った、矢先に・・・あっ!初めてで、たった 一回目の失敗で「代わりましょう」では余りにも酷なのですが、安全のためにも、「危ない」「任せられそうだ」の見極めはどうしても避けられません。1対 29対300という「ハインリッヒの法則」というのもあります。お互いに気をつけましょう!

だれが特別な技能を持っている・私なん て・・・では無くて、各人ができることを、思いっきりやってくれればそれで良いのです。それが織り成して一つの形にまとまります。たとえばリーダーが表記 入れをやると・・・上手にトレースはできるけど、時間が(汗)上記のメンバーがやると、早い!きれい!やっぱり、扱いが慣れているのでしょうね。(笑)

・・・そういうことです。これに「向上心」が加われば、なお結構なことです。
またチャレンジする機会があれば、ぜひ!リーダーが教わることもいっぱいあります。

2012年11月13日火曜日

修復日記:11月3-4日のイベント

長い道のりだった車体の再塗装もクリアーできて、いよいよお披露目となる今回のイベント。金曜日の仕事を終えてから集まり、仕上げの準備は始まります。この日を迎えるために全力を注いできています。下準備はしっかりと、あらかじめやることはたくさんあります。
清掃作業中のメンバー。気持ちよく楽しんでいただけるよう、車内はしっかり清掃しておきます。


夜遅くまでの作業を終え、当日を迎えます。
土曜日は天竜産業祭も開催されました。天竜の11月上旬は「晴れの日」になる確率が高く、今年も好天候に恵まれ、こちらのイベントも多数の方でにぎわいました。


「きれいに残ってる、なつかしいね」といった声をいただくと、やりがいを感じずにはおれません。


さて、眠れぬ夜に突然思いついたあの企画。リーダーの「やろう」の一声で、なんと完成してしまいました。
50歳を飾るのにふさわしくなるよう、シンプルに、けれども気合いを込めて作成しました。


(リーダー談・私は時として黙っています。メンバーが「言う」のを辛抱強く・期待して待つのです。言ったらもちろん、「いいね、やろう」ゴーサインあるの みです。当時の写真から推定し、直径800ミリに切り出したベニヤ板を渡して、あとは一切お任せです。グッジョブでした!)

天竜の星空はきれいです。そんな空の下には、いま、最高に光る2両があります。
特製ヘッドマークを添えて。
夜汽車の前で集合写真です。みなさんお疲れ様でした!そして、ありがとう!


2012年11月5日月曜日

修復日記:みんなで修復する上で大切なこと。

メンバーの皆さんは、忙しい中自分の時間を割いて活動にきてくれています。顔には出さなくてもイライラしている時だってあるでしょう。それぞれの生活スタ イルを持っている中で、スムーズに活動を進め、かつ、より質の高い修復を続けるという目標を満たすために、メンバー間の「気遣い」や「協調」はとても大切 です。
言うなれば心のキャッチボールですね。これは当クラブの活動に限らず、日常生活はもちろん、学校や会社で、どんな場面でもいえることです。

活動をやっていると、これが出来る人・出来ない人の差が思いっきり出ます。どうしても避けて通ることができません。とはいっても、そんなに恐れることではないです。
好かれる人って、どんな人?反対に、嫌われる人って、どんな人?これだけなハズ、です。
どんなに成績優秀でも、どんなに仕事バリバリでも、ここでは・・・笑

天竜レトロ・トレインクラブでは、年齢や活動参加年数は関係なく、まじめに一所懸命に活動してくれるメンバーを応援します。ものすごいバカだ、下手くそで不器用だと思っていても、それはあなたしだいで乗り越えていけます。まず最初は、掃除やガラスみがきから始めて下さい。
やる気があり、共に修復活動を楽しめるメンバーを待っています。

修復日記:11月のイベントに向けて

季節の変わり目、すっかり秋めいて肌寒くなってきて・・・暑いと言ったり、寒いと言ったり・・・笑 季節を感じながら伸び伸びと活動できることは幸せです。
Blog担当を含め、変わり目に体調を崩してしまうメンバーが多く、心配しながらもイベントに向けてペースを上げて活動しまして、おかげさまで車体の再塗装をほぼ完成できました。
長い道のりでした。下地つくりから塗装まで、最善の方法を考えて、満足のいく補修を目指してきました。
これで終わりではありません。次に補修するとき、よりレベルアップを目指すためには、まだ課題は沢山あります。
それでも今、さびが浮いて痛々しかったあの2両が、朱と蒼に妖しく輝きだしたその姿を見ると、こみ上げる興奮を隠すことはできません。


今年でキハ20 443は50歳です。
偶然にも再塗装の機会と重なり、ぜひとも晴れ姿に飾りをつけたいものです。
イベントまであと3週間というときに、ふと思いついてしまったこの企画、果たして間に合うのでしょうか。

2012年11月3日土曜日

お知らせ:2012年11月イベント案内

~ このイベントは終了いたしました ~
たくさんのご来場、ありがとうございました。


2012年9月14日金曜日

修復日記:9月1-2日の活動

先日のイベントでは開催前日までベストを尽くしたものの、あいにくの雨のため、間にあいませんでした。けれど修復の過程をご覧いただくことになってたくさんの温かいお言葉を頂戴しました。ありがとうございます。その後も、塗装の完成に向けて作業をすすめていきます。
まずはナハネ海側のクリーム帯入れから。
線が曲がらないよう、慎重にマスキングテープを貼っていきます。簡単そうに見えてコツが要ります。


これだけ頑張っているのに・・・晩夏の天竜の空模様は実に気分屋さんなのです。
マスキングが終わったところで、土砂降り!1時間も降らないのですが、このために計画の立て直しです。


塗装直後に降られなかっただけ、まだ良かったとしましょう。ご覧のように、塗装1つでもキビキビした判断をしないと、活動は前進できません。
幸い、夕方になると天候も落ち着いてきましたので、メンバーも気を持ち直して一気に帯を入れていきます。日没直後までかかりました。これでマスキングテープが無駄にならずに済みました。
このあと、みんなで夕食に行きました。頑張った分だけ会話が弾みますね。


今回は、ナハネ帯入れとキハの山側をなんとか塗装することができました。
雨に降られてしまったのは、こればっかりは仕方ありません。

帯が入るだけでも、切り抜き車番が格好良く引き締まります。やりがいを感じる瞬間です。完成に向けてテンションが高まります。


次回イベントこそ、お披露目したい。思いを胸にして着実に進めていきます。

2012年8月26日日曜日

修復日記:8月18日のイベント

8月18日、修復車両公開イベントを開催しました。

当日はあいにくの雨。
雨に濡れた車両もそれはそれで美しいのですが…

 

さて、メインの車内公開ですが、現役時代とほとんど変わらぬ姿に来場者のみなさんも懐かしそうにしていました。



イベントでは車内公開のほか、ドア開閉体験も実施されました。
メンバーが来場者に放送マイクの操作などを教えています。



お子さんも多かったですが、みんな上手にできていました。


時折、雷の音も聞こえる悪天候の中、100人ほどの方にお越し頂きました。
ありがとうございます。


ところで、8月18日は地元の祭典「二俣まつり」も行われていました。
屋台と修復車両の2ショットです。
コンテナの「国鉄」がしびれます。






二俣まつりは、130年以上続く伝統的な祭りです。
TRTCもこの祭りに負けぬ勢いで、これからも頑張りたいと思います。

まずは、今回海側と正面しかできなかったキハ20の塗装を完成させます。



ご期待ください!

2012年8月18日土曜日

お知らせ:2012年8月イベント案内

~ このイベントは終了いたしました ~
たくさんのご来場、ありがとうございました。
 

(ごあんない) 

ただいま車体の再塗装を進めています。
イベント当日にお披露目できるように頑張っていますが、活動日の天候などにより、間に合わないこともありえます。
車内は変わらずに雰囲気をお楽しみいただけますので、修復の過程を実際に見て・感じていただければ幸いです。

また、当日は「二俣まつり」も盛大に開催されます。
14台!もの屋台が曳き回される様子は圧巻です。
せっかくの機会ですので、ぜひこちらもお楽しみください。

2012年7月29日日曜日

修復日記:7月28-29日の活動

先回の活動日の直後に梅雨明け、このところは真夏日が続いています。雨でも晴れでも・・・なかなか大変です。
熱中症にご用心、しっかりと休憩と水分をとりながら、引き続きパテ仕上げを進めていきます。

キハ、ステップの塗装をしなおしました。イベントのときは少しでもきれいな状態でお迎えしたい一心です。
車内でありながらステップは雨風にさらされる箇所なので、腐食のことを考えておく必要があります。私たちがやっている以上、痛めたくないです。車体で使っている、より安心感の高いサビ止めを塗ってから仕上げ塗装です。



ナハネの海側側面から、パテ仕上げ・下地作りと、塗装の下準備を進めています。



妻面も整えていきます。今回、努力を続けてきた甲斐があってナハネの海側側面と東京方妻面のパテ仕上げ・下地作りが完了しました。



車体長が20m近くある2両の塗装となると、さすがにスケールの大きさを感じます。やっている最中、ふと車体の長さを見てしまうと・・・気が遠くなることもあります。苦労の連続です。「この手で、仕上げる」完成したときの達成感をかみしめたいです。
とても地道ではありますが、作業は着実に進んでいます。
今まで、雨などで足踏みしてしまうことが多かったのですが、イベント当日まで、ベストを尽くします。



2012年7月20日金曜日

修復日記:7月15-16日の活動

真夏日のように暑くなったり、急に雨が降ったりと不安定な天気でしたが、前回に引き続き、2両の外装の修復を続けていきます。
前回盛りつけたパテをサンダーでならしたあと、残った細かい凹凸にさらにパテ盛りし、成形を進めていきます。努力した結果、仕上げの段階に入りました。



錆止めも、塗りこぼしがないように、気になるところを見つけては更に塗り重ねていきます。


 たいへん地道な作業ですが、根気よく・気持ちを込めて丁寧に・手際良く進めていくことは、状態良く保存するために大切なことです。
次回活動にはパテ仕上げが完成できるでしょうか?


2012年7月1日日曜日

修復日記:現在の状況

2005年から活動を始めてから、多くの方に支えられて、おかげさまで7年目。
2012年に入ってからは、キハ20の床が3年越しの作業でリニューアル完成できたり、床下回りのメンテナンスを行っていました。

ここ最近は、2両ともだんだんと目立ってきた車体のサビや先回補修した箇所の更なる補修をすべく、車体の再塗装に力を入れています。
より安心感の高いサビ止め塗料を入手できましたので、サビが出てきたところをならし(「ケレン」といいます)、念入りにサビ止めをしみこませて塗装をし直しています。

先日6月17-18日の活動日の様子をご紹介しましょう。
天気がよくなかったせいもあり、車内の補修を進めました。



今はサビ止めや板金パテで真っ白な2両です。



 前照灯と汽笛口の周りの痛みは、かなりのもので早く対処しなければ・・・
今までよりもしっかりと補修していきます。
 (注)当時はそれが全力投球でした。
    活動を積み重ねて、「やる気」とともに
    レベルアップして(鍛えられて)ゆくものです。
    「これでいいんだ」ということはないですし、
    頑張ったなら「これじゃダメだ」とも言い切れません。

 

今まではこんなプラ板を当てて対応していたんです…
頑張ってきた以前を思い返せば、いい思い出です。


今回の参加者で記念写真。皆様お疲れ様です!

修復日記:活動日誌始動します!

はじめまして、TRTCのHP担当です。

このたび、活動に興味を持っている方々や、日頃なかなか参加できないメンバーのために、修復の様子をお伝えできるようにとの思いから、修復日誌のコーナーを設けることとなりました。

HP係の者一同で、活動の雰囲気や進み具合が伝えられたらと思います。
それでは、よろしくお願いします!

2012年3月24日土曜日

お知らせ:2012年3月車内公開イベント

~ このイベントは終了いたしました ~
たくさんのご来場、ありがとうございました。